給食レシピで人気の魚料理の中からさばのメニューを取りあげ、3品紹介します。懐かしい!と思っていただけるメニューがあるかもしれません。さばの味噌煮は保育園でも人気のレシピの一つです。ほぐしたサバの身と甘辛い味噌をご飯にかけると、1歳未満のお子さんも頬張って食べている様子を目にしました。
給食レシピで人気の魚メニュー!サバの味噌煮
子供から大人まで人気のさばの煮物。これから紹介する「給食のさばの味噌煮」は、玉ねぎの薄切りと煮ています。とろりと煮えた玉ねぎと甘辛い味噌はご飯によく合います。写真はネギを加えました。とろッと柔かな玉ねぎと味噌をからめてどうぞ!
サバ1尾(3枚おろし)…4切れ
玉ねぎ…1個
しょうが皮付き…1片
◇日本酒…100g
◇味噌…50g
◇三砂糖…25g
◇醤油…大さじ1
レシピの中でよく、しょうが1かけ(1片)とありますよね、「ひとかけ(1片)」は、親指の第一関節から上くらいの大きさをいい、チューブだと大さじ1弱(約15g)です。
今回は使いませんが、にんにく「ひとかけ(1片)」は小房に分けたうちの1つで約5g、チューブだと小さじ1(2~3cm)を目安にしてくださいね
【作り方】
① サバは3枚におろし(おろしたものを購入)、塩を軽くふり10分ほど置いて出てきた水気を拭く。骨抜きで小骨を取り片身を半分に切る。
② 玉ねぎは5ミリ巾の薄切り、きれいに洗ったしょうがは皮付きのまま薄切りにし千切りにする。◇の調味料を合わせておく。
青魚は火にかける前に入れ、白身の魚は沸騰してから入れます。青魚は水分が多く、身が柔いので崩れしやすいからです
③ フライパンや鍋に玉ねぎとしょうがの半量を入れサバをのせる。 残りの半量をサバの上にのせて中火にかけ、身が白っぽくなってきたらフライ返しで上下を返し、フタをして弱火で3分煮る。
④ フタをとり中火にし、煮汁が少し(好みの量)残るまで煮詰め火を止める。
給食レシピで人気の魚メニュー!サバの竜田揚げ2種
揚げたてのサクッ!とした食感と、冷めても美味しいサバの竜田揚げの作り方を紹介します。ポイントは下処理と下味です。カレー味も加えました。、2つの味でお楽しみください。
サバ 1尾(三枚おろし)
ⓐ 日本酒 大さじ1
ⓐ 醤油 大さじ1
ⓐ しょうが(すりおろし)小さじ1
ⓑ 日本酒 大さじ1
ⓑ 塩 小さじ1/2
ⓑ カレーパウダー 小さじ2~(お好みで)
片栗粉 適量
【下準備】
調味料ⓐとⓑは、それぞれポリ袋に入れ合わせておく。
【作り方】
① サバは三枚におろし、(お店でおろしてもらうと楽ですが骨は抜いてもらえませんよね^^)真ん中の小骨を抜き、片身を3~4つ斜めに切る。
② 準備しておいた調味料ⓐとⓑの袋にサバを半量ずつ入れる。
優しくなじませ10~20分ほど漬ける。
③ 片栗粉を入れたポリ袋に汁気をきった②を入れ、まんべんなく片栗粉をつける。
④ 180~190℃(高温)に余熱した揚げ油で2~3分、 上下を返しながらカラリと揚げる。
たくさん作ってオニオンスライスやニンジン&ピーマンとマリネにして作り置きのおかずにしてもいいですね。^^
お弁当にもおすすめです。
給食レシピで人気の魚メニュー!サバの銀紙焼き
これから紹介する「サバの銀紙焼き」は、アルミホイルではなくクッキングシートを使いましたが、作り方は同じです。
サバ 1尾(三枚おろし)2枚
ⓐ 日本酒 大さじ2
ⓐ みりん 大さじ1
ⓑ みそ 40g
ⓑ 砂糖 35g
ⓑ みりん 大さじ1
ⓑ 水 20g
【作り方】
給食の「サバの銀紙焼き」の作り方は、ほぼ共通です。
・蒸す
・皮目に焦げ目をつける
・甘みそを塗る
・銀紙に包んで蒸す
① 鍋やフライパンに甘みその調味料ⓑを入れ弱火にかける。砂糖をとかすように練り照りが出てきたら火を止める。
① 三枚におろし小骨を取ったサバをポリ袋に入れ、合わせたⓐを加え10分くらいつける。
キッチンペーパーで水気を拭き、皮目に切れ目を入れ5分ほど蒸す。蒸し器、またはフライパンに皿を入れ水を注ぎ、サバをクッキングシートに包んでのせて蒸してもいいですね。
皮目に切れ目を入れるのは、加熱した時に皮がちぢむのを防ぐためです。よく忘れてしまいますけど^^
② フライパンに油を小さじ1入れ、皮に焦げ目をつける。
③ サバを包める大きさのクッキングシートに甘みそを敷きサバをのせ、サバの上に甘みそを塗る。
④ 蒸気の出た蒸し器で(皿などで台をしたフライパンに水を入れても)5分ほど蒸す。
甘みその他に、柚子みそを塗ってもいいですね。アツアツのみそをつけながらいただく「サバの銀紙焼き」は、ご飯がすすみます。
給食レシピで人気の魚メニュー!まとめ
給食で人気の魚メニューの中から「さば」のレシピを取り上げました。懐かしい!と思った方も多いのではないでしょうか。私が給食を作りはじめて驚いたことの一つに、「魚好きの子供が多い!」ということ。「子供は魚が苦手」というイメージがあったからでしょう。確かに、魚の骨は嫌ですよね。でも、骨がないと身もありませんから。保護者はもちろん、保育者の方々のひと工夫で、好き嫌いを減らせるかもしれません。凝ったレシピでなく、新鮮な魚を、食べやすく調理することが大切なように思います。この給食レシピを参考にしていただければ幸いです。
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