黒豆の煮汁リメイクレシピ!シロップ入りパンと栄養と効果も

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photo by ゲンゲ太郎

お節料理の定番【黒豆の煮物】。黒豆には、マメに働ける一年になるようにとの願いと、黒色には邪気を払う意味があるそうで、縁起をかつぐ食材としてお節料理に使われます。たっぷりの煮汁でふっくらと煮た黒豆の煮汁の黒い色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンによるもの。強い抗酸化作用があり、疲れ目や眼病予防に役立つといわれます。他にも健康に役立つ成分がたくさん含まれているので、合わせて紹介していきますが、まずは、捨てずに活用したい黒豆の煮汁を入れたパンの作り方から。ほんのり優しい甘さの黒豆パンです。

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黒豆の煮汁入りパンの作り方

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黒豆の煮汁入りパンの材料

全粒粉220g
強力粉220g
三温糖20g
4g
インスタントドライイースト5g
黒豆煮物(あれば)適量
ⓐ黒豆煮汁200g
ⓐ牛乳または水、あればホエー1120g
バター20g
打ち粉(強力粉)適量
バター又は米油(型に塗る)適量

黒豆の煮汁入りパンの作り方

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下準備

・パウンド型に米油またはバターを塗る
・黒豆を煮汁ごとザルにあけ、黒豆と煮汁を分ける
・ジップロックなどの清潔で丈夫な袋を用意する(Lサイズ)
・材料ⓐの黒豆の煮汁牛乳や水またはホエーを合わせて30℃くらいに温める

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① 清潔な保存袋にの材料を入れる。
※砂糖の上にドライイーストをのせ、塩は離してのせる。(砂糖はイーストの栄養になって発酵を助けるが、塩はイースト菌の働きを妨げる)

② 粉の上の砂糖とドライイーストを指で軽く混ぜてから空気を入れるように袋の口を握り振り混ぜる。

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③ 合わせて温めたⓐを一度に入れる。

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④ 粉っぽさがなくなるまで混ざったらバターを入れ、20分もむようにこねる。袋にくっついた生地をときどきはがす。

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⑤ 20分こねたら一次発酵。発酵の方法はいろいろありますが、オーブンの発酵機能30度くらいで50~60分、生地が2倍になるまで発酵させる。※時間は目安です。生地が2倍になったら発酵完了!時間があれば冷蔵庫で一晩低温発酵もおすすめ。ゆっくり発酵させることでパンがよりおいしくなります。発酵のあとの作業は同じ。

⑥ 袋の両側を切り開く。袋に生地がついているので包丁やカードやスケッパーなどに打ち粉(強力粉)をつけながら優しくはがす。(ムリにはがすと生地がいたんでふくらみが悪くなる)

⑦ 重さを量り、包丁やスケッパーで6等分する。(手で引きちぎらないように!)乾燥を防ぐため清潔な濡れ布きんを生地にかけ20分休ませる。(ベンチタイム)

⑦ 休ませた生地を、タテ10㎝、ヨコ7~8cmの長方形にのばし、黒豆をのせて手前から巻いていく。

⑧ 巻き終わりを下にして両端をげんこつで軽く押さえ形をととのえる。

⑨ 米油またはバターを塗ったパウンド型に⑧の生地を並べる。

⑩ 乾燥を防ぐため霧を吹き、オーブンに入れ二次発酵。30度くらいで30分発酵させる(発酵時間は様子を見ながら加減する)オーブンにスチーム機能があればそれを使います。生地が約2倍にふくらんだら、160℃に余熱したオーブンで45分焼く。

⑪ 焼き上がったら型から出し(やけどに注意!)、網にのせて粗熱をとる。

【黒豆の煮汁入り】パンをアレンジ!焼きいも入り

黒豆の煮汁入りパンの生地に、さいの目に切った焼きいもを加えて焼きました。ほんのり甘い生地と、しっとり甘い焼きいも。ダブルの甘さに癒されます。

全粒粉220g
強力粉220g
三温糖5g
4g
インスタントドライイースト5g
焼きいも240g
ⓐ黒豆煮汁200g
ⓐ牛乳や水あればホエー1120g
バター20g
打ち粉(強力粉)適量
バター又は米油(型に塗る)適量

作り方は【黒豆の煮汁入りパン】と同じですが、黒豆の代わりにさいの目に切った焼きいもを加えます。

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焼きいもの皮ごと使いますが、焦げた部分は除きます。

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伸ばした生地の上に焼きいもをのせ、手前から巻く。
あとの工程は黒豆煮汁入りパンと同じです。

【黒豆の煮汁入り】パンをアレンジ!焼きいも入り

先日作った【発酵あんこ】を加えてみました。以前から気になっていた【発酵あんこ】
なんとも優しい甘さです。焼きいもといっしょに巻いてみました。

手前から巻いていきます。

【発酵あんこ】だけ巻いたもの。
巻く具材が変わるだけで作り方は同じです。

パンの保存方法

焼きたてのパンは当日・翌日中に食べきれるなら常温保存で。食べきれない場合は切り分けたパンをラップに包んでから、ジップロックなどの保存袋に入れて空気を抜くように口を閉じます。冷凍したパンを美味しく食べるには自然解凍がおすすめ。自然解凍したパンを予熱したトースターで焼き直すと焼きたてのような美味しさを味わえますよ。

黒豆煮物の簡単レシピ

黒豆250g
ⓐ水6カップ(1200㏄)
ⓐ三温糖250g(黒豆と同量)
ⓐ塩小さじ1(約6g)
ⓐ醤油小さじ2(約12g)
ⓐ重曹(タンサン)小さじ1/2(約2g)
錆びた鉄釘(あれば)五寸釘なら3本(布かキッチンペーパーにくるむ)

① ⓐの調味液を鍋に入れ煮立てる。
② 錆びた鉄くぎがあれば布かキッチンペーパーにくるんで①に入れる。
③ 黒豆を優しく洗いザルにあけ、火を止めた①に入れ一晩おく。
④ 鍋を強火にかけ沸騰したら弱火にし、落とし蓋をして豆の芯が柔らかくなるまで煮る。途中アクを丁寧に取る。※時々水を足して豆が煮汁から出ないように注意する。
⑤ 鍋から豆を取り出し芯までに得ていることを確認したら釘を取り出し火を止める。

黒豆の煮汁の栄養効果と効能

・高血圧
・動脈硬化や高コレステロール予防
・糖尿病に抵抗する力
・更年期対策
・便秘の改善
・骨粗しょう症対策

黒豆の煮汁には、血管の筋肉を柔らかくして血管を広げ、血圧を下げる効果や、アンチエイジングも期待できるそうです。

まとめ

【ありがたい効果】が盛りだくさんの黒豆。中医学(中国の伝統医学)では、食品としても薬としても使われる薬食だそうです。捨てるなんてもったいない黒豆の煮汁。使い道に困ったら是非お試しください。パンに入れる煮汁の分量をかえて、好みの味を見つけてみては?

  1. プレーンヨーグルトのフタを取ると浮かんでいる水分がホエー(清乳)。たんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富。 ↩︎
  2. プレーンヨーグルトのフタを取ると浮かんでいる水分がホエー(清乳)。たんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富。 ↩︎

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