野菜の肉巻きは一口で野菜と肉を楽しめて、具の彩りもよく弁当の定番レシピですよね。簡単なたれと作り置きのできるレシピを紹介します。前日に下ごしらえできるので忙しい朝にもぴったりですよ。
野菜の肉巻き黄金比のたれは1:1:1
これから紹介する野菜の肉巻きのたれは、とんかつソース:オイスターソース:日本酒が、1:1:1、シンプルですが、コクのあるたれです。この基本のたれにお好みでニンニクやコチュジャンをプラスしてもいいですね。
野菜の肉巻きは豚肉の下ごしらえで美味しさアップ!
冷めても美味しい野菜の肉巻きは、豚肉の下ごしらえでさらに美味しくいただけます。下味の調味料に塩麹とハチミツ昆布酒を使いました。
塩麹とハチミツ昆布酒のどちらを使うかはお好みです。どちらも食材を柔らかくして臭みを消してくれます。
塩麹の作り方
◇乾燥または生麹 200g
◇塩(精製塩以外)60g
◇水 200cc~250cc(乾燥麹、生麹で違いますので、加減してくだい。)
清潔なフタ付容器に麹と塩を入れよく混ぜます。
さらに水を入れよく混ぜます。1日1回よく混ぜ軽くフタをして常温に置き、10日~2週間くらい(気温により変わります)トロリとして味に深み(甘み)が出たら出来上がりです。
塩麹を下味に使うポイント
塩麹をそのまま下味として使って肉巻きにすると味が濃くなってしまします。
塩麹を調理に使うときは食材の10%の塩麹を加えるので、下味として使うときは半量の5%を同量の日本酒でのばして使います。
ハチミツ昆布酒の作り方
よく「ハチミツ昆布酒って?」と聞かれます。ハチミツ昆布酒はその名の通り、ハチミツと昆布茶、日本酒を混ぜたものです。このハチミツ昆布酒に豚肉や牛肉、鶏肉などの素材100gに、ハチミツ昆布酒を大さじ1で漬けます。
下味って面倒だけど、このひと手間で脂身の少ないモモ肉もやわらかいよ
○昆布茶の旨み成分で肉が美味しくなる!
○日本酒の成分が食材の匂いを消し、柔らかくする!
このハチミツ昆布酒にニンニクを加えて風味アップ!もおすすめです。漬け込んだ肉が「解凍」したものでなければ、小分けにして冷凍しておくと便利に使えますよ。
ハチミツ昆布酒を作ったきっかけは、容器の底で結晶化したハチミツの利用の仕方で思いつきました。容器に日本酒をいれると溶け、昆布茶を加えることで適度な塩分と旨みのハチミツ昆布酒ができました。
◇日本酒 100g
◇ハチミツ 15g
◇昆布茶 5g
材料をすべて清潔な容器に入れハチミツを溶かし冷蔵庫で保存。
肉100gにハチミツ昆布酒に大さじ1で漬けます。
H2野菜の肉巻きの簡単レシピ○選!具を変えて楽しもう!
野菜の肉巻きは具を変えることでバリエーションを楽しめるのも魅力の一つ。これから旬の野菜や身近な食材を巻いて作る野菜の肉巻きを紹介します。
野菜の肉巻きの作り方
① 下味をつけた豚薄切り肉を広げ、手前に具材を置きしっかり巻きます。
② 巻き終わりを下にしてフライパンに並べます。(巻き終わりは止めなくても大丈夫!)
③ 弱めの中火にかけて1~2分そのまま焼き、返しながら全体に薄く焼き目をつけます。
④ 日本酒・とんかつソース・オイスターソースを1:1:1混ぜ合わせておきます。
※写真の分量で各大さじ1ですが、丼ぶりにする時は倍量にします。(ソースのしみたご飯が美味しい!)
⑤ ③に④を回し入れ弱火にし、フタをして蒸し焼きにします。(具にもよりますが約3~4分)
フタをとり水分を飛ばしながら煮絡めます。
美味しそうな照りがつきました。
ここからは野菜の肉巻きのレシピいろいろを紹介していきますね。作り方とたれは共通です。
レンコンとナスの肉巻き
レンコンとナスは肉の巾に長さを合わせて切り、さらに放射状に切ります。
下味(塩麹)をつけた肉を広げ手前からしっかりと巻いていきます。
フライパンに米油小さじ1を入れ、弱めの中火にかけ、巻き終わりを下にして入れます。野菜が残ったら一緒に入れます。(付け合わせにどうぞ)
しばらくそのまま(1分位)、焦げ目がついたら裏を返し調味料を回しかけフタをして弱火にします。
たれは、とんかつソースとオイスターソース、日本酒を、1 : 1 : 1
食材(豚肉)の重さ100gに、たれを大さじ1入れます。今回は豚肉が200gでしたので大さじ2のタレを入れました。
フタをして5分蒸し焼きにし、フタを取って煮絡めます。
ツヤツヤと美味しそうな照りが付きました。
パプリカとオクラの肉巻き
パプリカとインゲンの肉巻き
火の通りの早いパプリカとの組み合わせ、インゲンを塩ゆでして下ごしらえしておくと短時間で出来上がり!
千切りの人参とオクラの肉巻き
人参は千切りにしてから巻くと火の通りが早くなりますね。
ネギの肉巻き弁当
定番のネギの肉巻き!一口で食べれる大きさで、ネギと肉の旨みを楽しめます。
黒人参の肉巻きで若返り!
世界的に希少なスーパーフードと言われる黒人参ですが、最近は近所の道の駅でも見かけるようになりました。
黒と言うより紫色です。成分は「ポリフェノール」の一種「アントシアニン」です。「アントシアニン」が多く含まれるとして有名な、ブルーベリーの2倍以上含まれれていてアンチエイジングに良いといわれる抗酸化力は通常の人参の8.5倍もあるそうですよ。
人参特有の香りが少なく甘くてフルーティーで食べやすいです。
アンチエイジング!黒人参とごぼうの肉巻き丼
黒人参と同じく抗酸化作用のあるごぼうの肉巻きです。甘辛いたれと、さっぱり千切りキャベツにマヨネーズがよく合います。
野菜の肉巻きのまとめ
野菜の肉巻きは彩りと栄養バランスの良さで人気のおかずです。肉に下味をつけることでより美味しくなります。前日に下ごしらえをしておけば、忙し朝も簡単に作ることができますね。お弁当やおかず作りの参考にしていただければ幸いです。
コメント