【娘に伝えたい】アスパラの根元や皮と細いやつのもったいないレシピ

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photo by ゲンゲ太郎

グリーンアスパラガスの根元むいた皮硬くて筋っぽい部分細いやつを捨てているとしたら、それはもったいない!皮や根元にも身と同じ栄養素が含まれています。とはいえ、硬い部分はどれだけ加熱しても柔らかくなりませんから、筋っぽい皮をむいたり、根元の硬い部分を小口切りにするすることで美味しく食べることができます。下処理した後のむいた皮硬い根元のおすすめレシピを紹介していきます。

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アスパラの根元や細いやつの下処理

① アスパラの根元を2~3mm切り落とす。

② 穂先と根元を持ってしならせると、ポキッと折れそうなところから下の皮をピーラーでむく。根元から1/4くらいの所が目安です。細いアスパラは身がなくなるので皮をむかない。

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写真(左)の様に弓なりに持ち、折れた部分の根元の方が筋っぽい部分。

アスパラの根元の皮をむく

アスパラの穂先の方を片手で押さえ、もう片方の手で根元を持って弓なりにしならせると「折れそうなところ」が分かります。

そこから下の皮をピーラーでむく。むいた皮で出汁をとったり、小口に切って具材に混ぜ込むなどして使えますが、すぐに使わないときはラップに包んで保存袋に入れ冷凍し、1か月を目安に使い切ります。

アスパラの根元から小口切り

細いアスパラの下処理

アスパラは太さに関係なく皮の厚み(繊維の数)は同じ。身の部分が柔らかいので、細いアスパラはスジっぽい食感になります。

細いアスパラは、太いアスパラの様に皮をむくと身がなくなってしまいます。アスパラをしならせて、ポキッと折れた部分の根元ほうは、刻んでご飯に混ぜたり、ハンバーグなどに入れていただきましょう。

【グリーンアスパラガス】根元や皮と細いやつのもったいない!レシピ

本来は廃棄される上質なアスパラガスの茎を原料にしたほうじ茶。市販されていますよ。

アスパラの皮で出汁

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アスパラの皮や根元は硬くてスジっぽいので、捨ててしまうことが多いのでは?そんなアスパラの皮や根元から出汁をとります。かぶるくらいの水を入れて30分くらい煮込むだけ。

すぐに使わないときは乾燥させても。カラカラになったら冷凍庫で保存します。

アスパラガスに限らず、野菜の皮には抗酸化作用のあるβカロテンやビタミンCE、ポリフェノールや食物繊維などが含まれています。また、アスパラの皮には風味があるので、煮出して調理に活用しましょう。

アスパラの根元を刻んで作るご飯

photo by ゲンゲ太郎

アスパラの出汁で炊いたご飯は、ほんのりアスパラの香り。水加減や炊き方はいつもと同じでO.K。刻んだアスパラの根元は炊き上がってから加えることで、鮮やかな緑色をキープ。

材料と作り方
・米…2合(300g)
・アスパラの根元(小口切り)…70g
・塩…小さじ1/2(約3g)
① 米は洗って30~1時間ザルにあげておく
② アスパラの根元部分は2ミリ幅の小口切りにする
③ 土鍋(炊飯器)に分量のアスパラの出汁を入れて30分おいてから炊く
④ 炊き上がったら②のアスパラと塩を加えてよく混ぜ、5分ほど蒸らす

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アスパラの出汁で炊く!太巻き

細いアスパラをポキポキ!フライパン一つの簡単パスタ

photo by ゲンゲ太郎

細いアスパラは「筋っぽいとこが多い!」と感じるかもしれませんが、アスパラの繊維の数は太さに関係なく同じです。細いと繊維を感じやすいため「筋っぽい!」と感じるようです。細いアスパラが手に入ったら、弓なりにしならせて折れた部分を「ポキポキ」食べやすく折り、硬い部分は小口切りにして使いましょう。

写真はホットプレートですが作り方は同じ。フライパン一つで作る簡単なレシピです。パスタの量や具材は、お好みでアレンジしてくださいね。

材料と作り方(2人分)

細いアスパラ100g
パスタ100g(お好みで)
豚小間切れ150g
アスパラの出汁または水適量
ブイヨンキューブ(砕く)1個
米油大さじ1
にんにくお好みで
塩コショウ適量
昆布茶(あれば)適量

① アスパラは食べやすい長さにポキポキ折る。

② フライパンに米油とにんにくを入れて弱めの中火にかける。

③ 香りがしてきたら豚肉を加えて炒める。

④ 豚肉の色が変わってきたら、パスタを半分の長さに折りながら入れる。

⑤ 砕いたブイヨンキューブとアスパラの出汁(水)をひたひたに加えてフタをする。火加減は弱めの中火のまま、パスタのゆで時間通りに加熱する。
※ 途中水気がなくなってきたら足す。

⑥ パスタが好みの硬さになったらフタを取り、アスパラを加え水分を飛ばすように炒める。アスパラに火が通ったら出来上がり。

豚肉の代わりに、明太子ソースであえても。

アスパラのアヒージョ

アスパラと新じゃがいものが主役のアヒージョ。旨みが溶け出したオイルにバケットをつけていただきます。

材料と作り方(作りやすい分量)

アスパラ(下処理をして食べやすい大きさに折る)100g
新じゃがいも(レンジで加熱して一口大に切る)1個
ミニトマト6個
エビやベーコンなどお好みで適量
(a) オリーブオイル(鍋の大きさで加減)1カップ(180g)
(a) 塩小さじ1/3
(a) 鷹の爪(種を取る)1/2~(好みで加減)
こしょう少々

① スキレットや鍋に(a)を入れ、弱めの中火にかける。フツフツとしてきたら弱火にする。

② じゃがいもを入れ焼き目をつける。アスパラを加える。
③ 塩を入れ全体を混ぜ、こしょうをふったら出来上がり。

アスパラの根元でパン

材料と作り方【パウンド型(外寸:幅19.5×奥行き8.5×高さ6cm)1つ分】

強力粉220g
人参パウダー(お好みで)10g
砂糖10g
4g
ドライイースト2.5g
牛乳または豆乳120g
アスパラの出汁または水40g
バター10g
小口切りのアスパラと飾りのアスパラ適量

基本になるパン生地の作り方は【ポリ袋でパン作り!】で紹介しています。発酵は冷蔵庫で一晩、ゆっくりと低温発酵がおすすめ。

生地を三等分した後の成型で、小口に切ったアスパラの根元を巻き込む。

同じようにアスパラを巻き込みパウンド型に入れ、切り込みを入れた生地に米油を塗ったアスパラをのせる。

中には小口に切ったアスパラガスの根元、トッピングンには長いアスパラを。

山形イギリス食パンの他にも、小口に切ったアスパラ入りのベーコンエピロールパンなどアレンジを楽しんでみてはいかがでしょう。

アスパラの根元でアイスボックスクッキー

外側の黄色い生地には人参パウダーを混ぜ、中はプレーンの生地に小口に切ったアスパラの硬い部分を入れました。外はサクッ!中はアスパラの水分でしっとり食感のアイスボックスクッキーです。硬い根元部分は繊維を断ち切っているので、食べても違和感は感じませんよ。栄養価の高い野菜クッキーになりました。

材料と作り方(作りやすい分量

薄力粉(2等分しておく 90g×2)180g
無塩バター100g
粉糖50g
卵黄1個分
人参パウダー10g
小口切りのアスパラ適量

① バターをボウルに入れ泡立て器でクリーム状にする。

② バターが白っぽくなったら粉糖を加え、なめらかなになるまで混ぜ合わせる。

③ ②に卵黄を加え混ぜ合わせ、別のボウルを用意し2等分にする。

④ ③を2等分した片方のボウルに、薄力粉の半量90gを入れて、粉っぽさがなくなるまで混ぜてから小口に切ったアスパラを加え、ひとまとまりにする。

⑤ もう片方のボウルには、薄力粉の半量と人参パウダーを合わせ、ふるいながら入れ、ひとまとまりにする。

⑥ ④⑤それぞれの生地をラップではさみ厚みをならしてから、5ミリくらいの厚さに綿棒でのばす。※生地の両サイドに割り箸を1本づつおくと5ミリくらいになります。

⑦ 下に人参生地をおいて上のラップを取り、ラップの片面を外したアスパラ生地を重ねてからラップを取る。下のラップを持ち、手前から空気を抜くように巻いていく。ラップでしっかりと巻き、冷蔵庫で一晩寝かせる。

⑧ オーブンを150℃に予熱し始める。⑦を1㎝の厚さに切ってオーブンシートに並べ40分焼く。

⑨ 焼き上がったらオーブンから出し、粗熱が取れるまでおく。

アスパラの根元入りフィナンシェ

今回使った型は、100均のシリコン型とアルミホイル製、8枚取りシリコン加工のフィナンシェ型を使いました。型によってはバター(分量外)を塗ってから薄力粉をふるい、冷蔵庫で冷やす必要があります。

材料と作り方 14個分(1個 7㎝×3㎝の型)

ⓐ 薄力粉70g
ⓐ アーモンドプードル40g
ⓐ ベーキングパウダー2g
無塩バター90g
卵白(Mサイズ3個分)90g
グラニュー糖70g
はちみつ20g

① オーブンを180℃に予熱する。
② ⓐを合わせてふるっておく。

③ 無塩バターを小鍋に入れ中火にかける。バターがとけたら、耐熱性のゴムベラなどで混ぜながら茶色くなるまで加熱し、火からおろして粗熱を取る。

✔ 焦がしバターの温度に注意 目安は60℃から100℃ですが、火を止めてすぐに生地に入れると卵白に火が入ってしまします。焦がしバターを作ってから生地を作りましょう。(焦がしバターは60℃以下にならないよう注意)

③ ボウルに卵白、グラニュー糖、はちみつを加え、泡立てないように泡立て器などで混ぜ合わせる。

④ 薄力粉とアーモンドプードルをふるい入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。

⑤ ②を入れ混ぜ合わせる。

⑥ アスパラを加え、軽く混ぜ合わせる。

⑥ 型に⑤を入れ、180℃に予熱したオーブンで15分焼く。

粗熱が取れたら型から外す。

外はカリッ!中は焦がしバターの香りが口の中に広がる、焼きたての食感が最高のフィナンシェ。おまけに捨ててしまいがちなアスパラの根元入り。きっと豊かな気持ちにしてくれるはず。

アスパラの硬い!筋っぽい!もったいないレシピまとめ

グリーンアスパラガスは年間を通して買うことができますが、旬のアスパラは期間限定です。捨ててしまいがちな硬い根元や皮にも旨味と栄養がつまっていますから、丸ごといただきたいものです。紹介したレシピは「面倒くさい!」と思われたかもしれませんが、小口に切ったアスパラの根元や刻んだ皮をハンバーグなどに混ぜ込んでもいいわけで、使い方はいろいろです。旬のグリーンアスパラガスの硬い根元や皮、細いやつもぜーんぶ美味しくいただきましょう。

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