カキオコはまずい⁈日生でおすすめの牡蠣お好み焼き【ほり】で食べた

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【カキオコ】こと、牡蠣のお好み焼きは岡山県備前市の漁師町・日生(ひなせ)の人気グルメ。もともとは漁師メシで、漁師の奥さんたちが小さな牡蠣や傷ついた牡蠣をお好み焼きに入れて食べたのが始まりだそうです。【秘密のケンミンSHOW】や【所さんお届けモノです】のほか、多くのメディアで取り上げられ話題になり、多くの人がカキオコを食べに訪れるようになったそうです。

2022年3月、筆者にも人気のカキオコを食べるチャンス到来。どこで食べようかと検索するも、カキオコを食べさせてくれる店は意外と多く、日生のスーパーで聞いたところ、おすすめは【あらた】と【もりした】だそう。明日のランチは(車を停められそうな)【もりした】かな…わくわくしながら鹿居島へ。

日生から【備前♡日生大橋】を渡り、鹿居島で車中泊をした翌朝、ジョギング中の地元女性とひょんなことから話しが盛り上がりました。そこで、好きなカキオコの店を訊ねると、【お好み焼き ほり】だそう。理由は、「一番キレイ(衛生面で)だから」。一番⁈衛生的といわれるとついつい…【ほり】に変更。

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カキオコ発祥の店【お好み焼き ほり】

日生にはたくさんのカキオコのお店があるので、ランキングを参考にする人も多いようですよ。今回訪れる【お好み焼き ほり】は、昭和37年創業のカキオコ発祥の地として知られている人気店。10時過ぎに行くとすでに2組が店先で順番待ち。名前を書いて待つこと数分。中から出てきた店員さんに注文を聞かれます。ニコリともしない店員さんに圧倒されつつ、頼んだのは看板メニューの【日生カキオコ(卵入)】に、【カキモダン玉】と、前の人が頼んでいた【カキの鉄板焼き】。

2人なら十分でしょうと思いつつ。ホワイトボードに目が釘付け。【オムカキニラ】も追加。再び店員さん登場。店に入ってから席の空くのを待ってテーブル席へ。店内は、中央の鉄板をL字に囲んでカウンター6席。テーブル4席が2つの計14席。中央の鉄板でテコを振るうのは2代目だそう。焼いているカキオコについて検索した情報では、秘伝のダシで溶いた生地はトロッと軟らかく、ふっくら焼けたカキと絶妙にマッチしているらしい。さらに、生地とソースにこだわり、広島風でも関西風でもない昔ながらの日生焼が食べられるそうですよ。テンション上がります⤴。

日生カキオコ(卵入)

photo by ゲンゲ太郎

出汁で溶いた小麦粉と、粗めの千切りキャベツをボウルでかき混ぜながら鉄板へ。生地を広げて、節・天かす・刻んだネギをのせます。カキは別に軽く焼いてから生地にのせ、上下を返し蒸し焼きに。隣で焼いた卵を貼り付け反転させてカキを上にしてタイメイソースを塗ってからテーブルの鉄板に運ばれてきましたよ。テーブルに置いてある紅生姜と青のりは好みでのトッピング。写真を撮るのを忘れて食べてしまった!慌てて撮った写真の中央はカキ。クセがなく余分な水分が飛んでしっかりとした食感。

カキモダン玉

間をおかずにやってきた【カキモダン玉】。照り照りソースのジュワッと焦げた香りが食欲をそそります。まずは写真を撮ってから「いただきます」。

ちなみに、お好み焼きに「そば」が入ると【モダン玉(焼き)】ですが、「モダン」は、英語の「modern(近代的)」ではなく、「もりだくさん」の略語だそう。「モダン焼」は、「ぼてぢゅう」(大阪のお好み焼き 大阪ぼてじゅう )が日本で初めて提供したメニューといわれています。元祖「モダン焼き」は、2 代目社長「北村貞次」の頃に考案されたメニューだそうで、

食いしん坊の店員が「まかない」で、「お好み焼き」と「焼きそば」を合わせて食べたのがはじまりだとか。そして、その食べ物が「もりだくさん」に見えたので、「もりだくさんなお好み焼き」、略して「モダン焼」と命名。その後、全国に広まっていきました。それだけに、筆者の中の【モダン玉(焼き)】に入る中華蒸し麺は、焼きそばであって欲しいのです。こちらのモダン玉に入る麺はそのまんまの蒸し麺でした。残念。

カキの鉄板焼き

ぷりぷりのカキとネギの組み合わせは、その名の通りの鉄板メニュー。カキオコと一緒に注文する人が多いようです。日生カキの特徴は大粒ふっくらしている形と、加熱しても縮みにくいこと

オムカキニラ

【所さんお届けモノです】で紹介されたという【オムカキニラ】。半分ずつ、ソースと醤油二つの味でいただきます。

ふんわり卵に包まれたカキとアクセントの黄ニラの優しい味わい。

カキオコはまずい⁈まとめ

カキオコ発祥の店【お好み焼き ほり】でカキオコを食べましたが、あらためてマスコミの影響の大きさを実感。順番待ちをしているときに話した倉敷から来たというご夫婦に、日生の【浜屋 みっちゃん】が【出川哲郎の充電させてもらえませんか?】で紹介されたと聞きました。そのご夫婦はテレビで紹介されたお店によく出掛けるそうです。そんな方が多いのかもしれませんね。食べ終えて店を出ると10人以上が順番を待ち。カキオコに限らず好みは様々ですが、個人的にはもう少し味に工夫が欲しいところ。上にのったカキはクセがなく食べやすいだけに、カキがなければソース味だけのお好み焼き。また、モダン玉の中華蒸し麺は、麺そのままの味はじつに残念。せっかくですからカキの美味しさだけに頼らず、お好み焼きとして極めていただきたいものです。

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