卵殻膜【卵の薄皮】化粧水を手作りで!作り方と効果や焼酎なしでも

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卵の薄皮【卵殻膜】を使って化粧品ができると知ったのは十数年前。きっかけは【キッチンで作る自然化粧品】という本でした。卵の薄皮【卵殻膜】にはコラーゲンヒアルロン酸の他に18種類のアミノ酸などが多く含まれており、アンチエイジング効果が期待できるとか。半信半疑で使い続けて13年。今でも肌年齢はマイナス15歳前後をキープしています。ただし、超美白になった!ほうれい線が消えた!などの劇的な変化はありません。これから卵の薄皮【卵殻膜】の手作り化粧水の作り方と効果や注意点に、材料に使う焼酎のアルコールフリーの作り方も合わせて紹介していきます。

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卵殻膜【卵の薄皮】手作り化粧水の作り方

【卵殻膜(らんかくまく)】は生卵を割った時に殻についている薄い膜で、厚さはわずか0.07mm。その中に卵が育つための栄養(胎盤のような役割)が詰まっているそうです。卵の薄皮化粧水を作るにはまず、3か月分のエキスを作り、さらに1か月分に希釈します。

卵の薄皮化粧水の容器

photo by ゲンゲ太郎

初めに容器の準備から。用意する容器は2つ。①3か月分の卵殻膜のエキスを作るフタ付きのガラス瓶(200ml以上)。②150mlくらいのスプレー容器。①②は、きれいに洗って乾かしてから煮沸消毒。プラスティックなど煮沸できない容器は、水洗いして乾かしたあとホワイトリカーを少量(スプレーできる量)入れてスプレーをセットし、上下に振ってアルコールをいきわたらせてから数回スプレーします。

卵の薄皮化粧水の材料

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photo by ゲンゲ太郎

材料(3か月分)

生卵の殻10個分
昆布(あれば肉厚のもの)3gかたく絞った濡れ布巾で拭いてから5ミリ幅に切る
ホワイトリカー(35度以上)150ml
※精製水40ml1か月分の化粧水用
※グリセリン10ml1か月分の化粧水用
※クエン酸微量(結晶なら5粒くらい)1か月分の化粧水用
※精製水・グリセリン・クエン酸は薬局で手に入る
ゲンゲ太郎
ゲンゲ太郎

保湿効果のあるグリセリンは好みで増減してもいいですね

卵の殻をよく洗って水につける

photo by ゲンゲ太郎

①殻の外側のほこり、内側の薄皮にはりついた卵白を水で洗って取り除く。ヒタヒタの水に1~3時間につけておく。

スイカ太郎
スイカ太郎

水につけておいても有効成分が溶け出すことはないそうだよ

卵の薄皮をはがす

photo by ゲンゲ太郎

②殻を割りながら薄皮を引っ張りながらはがす。

photo by ゲンゲ太郎

1時間ほど水につける。

卵の薄皮を乾燥させる

photo by ゲンゲ太郎
ゲンゲ太郎
ゲンゲ太郎

夏場などは冷蔵庫で乾燥させましょう

③ザルなどに上げて水けを切り、完全に乾燥させる。

photo by ゲンゲ太郎

④煮沸消毒した清潔な容器に、薄皮・昆布・ホワイトリカーを入れる。薄皮と昆布がひたひたに浸かるくらいがベスト。冷蔵庫に1週間おく。

卵殻膜【卵の薄皮】手作り化粧水手作りのポイント!

photo by ゲンゲ太郎

手作りで卵の薄皮化粧水を使い続けるには、卵の薄皮をはがす作業は必須。だんだん面倒になってしまうかもしれません。「10個分の薄皮をはがさねば!」と思うと疲れてしまうかも。そこで筆者が実践しているのは、卵を生で使うときに1個でも2個でもいいので、よく洗って水に浸けて手順通りに乾燥させます。

photo by ゲンゲ太郎

乾燥させた卵の薄皮は、その都度ホワイトリカー(150ml)につけて冷蔵庫で保存します。目玉焼きや卵焼きなど、10個分の卵の薄皮は気が付けは用意できていますよ。

1か月分の卵の薄皮化粧水を作る

photo by ゲンゲ太郎

消毒したスプレー容器に、冷蔵庫で1週間おいた④のエキス50ml精製水40mlグリセリン10mlクエン酸(微量)を入れ、フタをして振り混ぜる。保存料が入っていないので冷蔵庫で保存し、1か月で使い切る。

フグ太郎
フグ太郎

クエン酸を入れるときは、爪楊枝の先を1~2ミリ濡らしてクエン酸の容器にさすといいよ。結晶5粒くらいかな

ゲンゲ太郎
ゲンゲ太郎

クエン酸には化粧水が弱酸性に安定させる働きがあります

卵殻膜【卵の薄皮】手作り化粧水の効果

ボクシングの試合で、ボクサーの瞼がパックリと割れたとき、卵の薄皮を貼って絆創膏で固定すると聞いたことがありますが、卵殻膜【卵の薄皮】は肌や髪の再生に欠かせない成分で構成されているそうですよ。

卵殻膜の効果

美肌効果…卵殻膜には美肌に欠かせないコラーゲンやヒアルロン酸に、プロテオグリカンを増やす働きがあるといわれています

シミやニキビ跡を改善する効果…卵殻膜にはシミやそばかすを薄くする効果が期待できる「シスチン」が豊富に含まれているそうで、ニキビ跡や傷を修復する効果が期待できるそうです

【卵殻膜】はコラーゲンを生み出す力をサポート

美容の宝庫といわれる卵殻膜に含まれるコラーゲンはただのコラーゲンではないそうです。赤ちゃんの肌はキメが細かくてプルプルですよね。その秘密は「ベビーコラーゲン」。食事やサプリメント、化粧品からはとれないと言われています。卵殻膜はベビーコラーゲンを生み出すのをサポートしてくれるそうです。

卵殻膜【卵の薄皮】化粧水をアルコールフリーで作る!

卵殻膜【卵の薄皮】エキスを作るには35度以上のアルコールが必要ですが、「アルコールは肌に合わない!」という方も。アルコールが苦手な方は、完成したエキスを沸騰させてアルコールを飛ばします完全にアルコールを蒸発させるのは難しいかと思われますが、アルコールを感じることはないはずです。

ゲンゲ太郎
ゲンゲ太郎

アルコール成分が蒸発しても卵殻膜の成分は変わりませんよ

卵殻膜【卵の薄皮】手作り化粧水の注意点

手作りの化粧水は保存料などの防腐剤が入っていないため長期保存はできません。エキスは3か月、希釈した化粧水は1か月で使い切りましょう。また、使用する容器ザルなどは煮沸など、消毒してから使ってください。

卵殻膜【卵の薄皮】美容液を手軽に!

卵殻膜【卵の薄皮】の化粧水を手作りする工程を見て「面倒だなぁ~」と感じるかもしれません。卵の薄皮を活用した卵殻膜の商品はたくさん販売されているので、それらを利用するのもいいですね。

数ある商品の中でどれを選んだらいいのか迷ったときは、「卵殻膜エキス○○%配合」のように、数値で配合量が表示されている商品がおすすめ。卵殻膜由来の成分がたっぷり含まれたものを選ぶといいですよ。

卵殻膜【卵の薄皮】手作り化粧水まとめ

卵の薄皮化粧水を作るきっかけになったのは【キッチンでつくる自然化粧品】という本です。当時中学生で肌に悩みを持つ娘が、「お母さん、これ作って」と言って私に見せたのは「卵の薄皮美白水」のページでした。さっそく作った化粧水を試した娘は、「ヒリヒリしてムリ!」とのこと。アルコールが肌に合わなかったようです。捨てようと思いましたが、もったいなくて使ってみたら私の肌にはいい感じで使い続けでいます。購入する基礎化粧品は洗顔フォームとクレンジングに日焼け止めのみ。【卵の薄皮化粧水】は保湿効果が高いので乳液は必要ありませんが、UV効果はないので日焼け止めは必須です。手作りの化粧水のメリットはコスパのよさと好みにアレンジできることですが、気を付けていることは消毒などの衛生管理と保存期間の厳守。少し手間のかかる手作り化粧水ですが参考にしていただければ幸いです。

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