ハイラックスキャンピングカーを自作&DIYで内装!結露対策と断熱

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車中泊の悩みの一つに【結露】があります。朝起きてから窓の結露をタオルや水切りワイパーで拭くのは面倒ですが、放っておくとカビの原因にもなる厄介な現象。そんな結露対策には除湿器がおすすめです。(エアコンを使えたらベストですけどね)一晩使用するとさらに効果的ですよ。除湿器の音の大きさや消費電力も紹介していきます。

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Photo by ゲンゲ太郎

私たちのキャンピングカーは旅をしながら仕上げる予定で、内装を未完成の状態で購入しました。窓の結露対策にも取り組んでいますが、寒くなってきたので先に壁と天井の結露と、断熱対策を優先に仕上げていきます。これからキャンピングカーを自作&DIYしようという方の参考にしていただければと思います。

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結露って?原因も

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結露とは、寒くなってくると窓ガラスやサッシ、夏場などでは冷えた飲み物を入れたグラスの表面についている水滴のこと。夏でも冬でも起こる現象で、空気中の暖かい湿気(水分)が冷たいグラスや金属などに触れて冷やされることで結露(水分)になります。眼鏡をかけてマスクを着けたとき、暖かい息が冷たい眼鏡のレンズに触れて曇るのも結露ですよね。

結露対策には換気と除湿

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Photo by ゲンゲ太郎

結露の原因は温度差と言われていますが、キャンピングカーの構造上と利用目的からも結露を完全に防ぐのは困難。とはいえ放っておくこともできませんよね。そこで内装にひと工夫しつつ、除湿器を使うことで結露を防ぐことが出来ました。

結露を防ぐには
換気をして外気温と室内の温度差を少なくする
◇キャンピングカーの中でお湯を沸かしたり、鍋料理をしない
◇濡れたタオルなど、車内で洗濯物を干さない
スイカ太郎
スイカ太郎

せっかくキャンピングカーを買ったのに、中でお湯を沸かしてコーヒー飲みたいよ

フグ太郎
フグ太郎

そうだよね。寒さを我慢したり、キッチンの設備があるのに使わないのはもったいない。換気と除湿器で解決したいよね

使っている除湿器はアイリスオーヤマのIJC-J56でコンプレッサー式消費電力は110w前後です。ポータブル電源は‎Jackeryの1500wを使用。

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Photo by ゲンゲ太郎

キャンピングカーの中では、お湯を沸かしたり簡単な調理もします。また、お風呂で使ったタオルを干しすことも。

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Photo by ゲンゲ太郎

するとたちまち湿度は急上昇⤴80%を超えてしまいます。

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Photo by ゲンゲ太郎

寝る前に除湿機を60%の希望湿度に設定しON。ポータブル電源の残量は87%で翌朝には74%。一晩使用して14%減。朝の湿度は58%で結露もなく快適でしたよ。

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Photo by ゲンゲ太郎

取扱説明書の仕様にある【定格消費電力】140∼160wコンプレッサー式はエアコンの除湿と同じで空気を冷やして水分を取り除くタイプなので冬場など室温が低いと除湿能力が低下します。

消費電力とは…電化製品を使う時に消費する電力で単位はw(ワット)
定格消費電力とは…その機器がすべての機能を最大限に使用した場合に消費する電力量で単位はw(ワット)

コンプレッサー式の除湿器のメリットは、気温の高い時期の除湿量の多さとランニングコストの安さデメリットは、本体の重さや大きさと振動音と言われていますが、実際に測ってみたら…

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Photo by ゲンゲ太郎

気になる音は連続運転中で50db前後。日常生活の普通の会話レベルの音量が60dbほどだそうですから、寝るには微妙かもしれません。個人差はあると思いますが、私たちはあまり気にならずに眠れました。設定で目標湿度を60%→50%→40%→連続に切り替えられます。

ハイラックス専用キャンピングカーの結露する場所は?

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Photo by ゲンゲ太郎

2020年7月、山梨県にあるM.Y.Sミスティックへ、ハイラックス専用のキャンパーシェルを引き取りに行った帰りの写真。初めての車中泊で用意したものは寝袋と枕だけ。結露対策なんて考えも及ばす、朝起きてタオルで拭きましたっけ。

キャンピングカーの結露は窓だけじゃない

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Photo by ゲンゲ太郎

キャンピングカーで初めて結露を経験した7月は梅雨で一日中雨。そのあと何度か旅をして季節は変わり10月中旬、立山黒部アルペンルートへ行くため前夜から立山駅駐車場で車中泊した翌朝の気温は12℃で室温は16℃。

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Photo by ゲンゲ太郎

内装の天井や壁の木材が濡れている⁉キャンピングカーのアルミフレーム部分のようです。

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Photo by Camping Car Style

M.Y.Sミスティック製キャンピングカーのキャンパーシェルに採用されているボディバス工法高い安全性と軽量化を実現しています。そのアルミ角パイプの内部には断熱材を封入されていますが、外側のアルミ角パイプ表面が結露するようです。

MYSミスティックの結露対策について

キャンピングカーの製造販売総合メーカーのMYSミスティックのブログに結露対策について書かれています。やはり換気は大切ですね。

キャンピングカーの内装の結露と断熱対策

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Photo by ゲンゲ太郎

ハイラックス キャンピングカーの内装をDIY&自作しながら旅をすることで色々な発見があり、私たちに合った快適な空間に仕上げていけそうです。結露の場所が分かったところで結露と断熱対策スタート。放っておくと木製の合板が濡れて腐食することもありますから。

キャンピングカー内装の木質突合わせにシリコン

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Photo by ゲンゲ太郎

まず、キャンピングカー内装の木製合板の突合せ部分をシリコンで塞いでいきます。断熱効果が期待できますね。

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Photo by ゲンゲ太郎

内装の壁と天井には厚さ8ミリのジョイントマットを貼っていきますが、アルミフレームの部分が空気に触れないようにキッチンパネル用ボンドをマット全面に塗っていきます。

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Photo by ゲンゲ太郎

このボンドは完全に乾くまでに丸一日かかるので、両面テープを併用。結露を完全に防ぐことは出来ませんが木材と壁材(ジョイントマット)の間の隙間をしっかりと接着することで結露の軽減になるはず。また、結露対策だけでなく断熱や防音効果も期待できます。

フグ太郎
フグ太郎

ジョイントマットを貼っていくと静かになっていくのが分かるよ

結露が健康に与える影響

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住居だけでなくキャンピングカーの中でも結露対策は重要。放っておくとカビが原因のぜん息や、カビをエサにするダニの発生の原因になります。結露の問題は水滴を拭きとる作業の問題だけではありません。

ハイラックス キャンピングカーの結露と断熱対策まとめ

ハイラックス専用キャンピングカーの結露と断熱対策を紹介しましたが、キャンピングカーに限らず結露防止の王道は換気と除湿と改めて実感し。ただ、冬場の換気は寒いので除湿器やエアコンがメインになるでしょう。そうなるとやはり電気の問題になります。キャンピングカーには電気が命。電気がなければただの走るテントですから。

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