調味料の手作りレシピ!節約できる万能調味料の日持ちや容器と保存も

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調味料を手作りしている方は多いようで、使い切りの自家製ドレッシングや、焼き肉のタレのレシピを見かけます。手作りの調味料なら節約はもちろん、「使いきれなくて困る!」なんてことも少ないかもしれません。塩麹が万能調味料としてブームになったのは2011年ごろ。テレビで取り上げられたことがきっかけで爆発的な大ブームになりました。もう10年以上も経ちますが、それ以来、筆者は【塩麹】【醤油麹】を切らさずに作っています。

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調味料の手作りレシピ4選!

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手作り調味料の魅力は、身近な食材で作るので、安心で美味しくコスパも抜群!これから紹介するのは、【塩麹】【醤油麹】に、麺つゆとしても使える【かえし】と、【すし酢】。どれも万能調味料としてアレンジを楽しめます。よく使う調味料だから節約にも。作り方は簡単です。さっそく作ってみましょう。

手作り調味料の保存容器を用意しよう!

photo by ゲンゲ太郎
煮沸消毒の手順

① 保存容器が耐熱性か確認する

② 容器を洗剤で洗っておく

③ 容器(ビンの場合)の入る大きさの鍋にふきんを敷くビンが鍋底にあたって割れないように)

④ 容器が完全に浸るまで水を入れ、沸騰させるビンは急激な温度変化に弱いため)

⑤ 沸騰したら弱火で5分煮沸する

⑥ 清潔な箸やトングで容器を取り出す

⑦ キッチンペーパーの上に逆さまにしてのせて自然乾燥させる

調味料を手作りするときに気を付けたいことは、保存容器の消毒フタ付きの耐熱性容器を煮沸・乾燥することで雑菌の繁殖を抑えます。また、手洗いの徹底と、使用する調理器具をきれいに洗って乾燥させてから使うことも大切。

調味料を手作りで!【塩麹】と【醤油麹】の簡単レシピ

photo by ゲンゲ太郎

【塩麴】と【醤油麹】の材料と作り方

米麹は生・乾燥のどちらでもお好みで。生麹は水分量が多いので加える水の分量は少め、発酵の速度は速いので水の量と発酵時間は様子を見ながら加減してください。ちなみに筆者は生麹一袋(400g)を半量に分けて【塩麴】と【醬油】を同時に作っています

塩麹の材料

◆米麹(生または乾燥)…200g

◆塩(精製されていない塩)…60g

◆水…200~250g

醤油麹の材料

◆米麹(生または乾燥)…200g

◆醤油…200~250g

作り方

① 麹のかたまりがあれば、ほぐしておく。

塩麹の作り方

② 清潔なボールに麹と塩を入れてよく混ぜる

③ ②を保存容器に入れ水を加える(麹が水分を吸って混ぜにくければヒタヒタになるまで加水、入れ過ぎは要注意)

④ 1日1回よく混ぜ、軽くフタをして常温に置く。10日~2週間(気温により変わります)トロリとするまで、味に深み(甘み)が出たら出来上がり 

醤油麹の作り方

② 保存容器に麹と醤油を入れてよく混ぜる

③ 1日1回よく混ぜ、軽くフタをして常温におき10日から2週間くらいを目安に(気温により変わります)トロリとし、味に深み(甘み)が出たら出来上がり

【塩麴】と【醤油麹】の日持ちは?

photo by ゲンゲ太郎
【塩麹】【醤油麹】保存方法と保存期間

✔ 出来上がった【塩麹】と【醤油麹】は冷蔵庫で保存
✔ 冷蔵保存した【塩麹】と【醤油麹】は、3か月を目安に食べ切る

生麹と乾燥麹の違い

生麹】…生麹の「コウジ菌」は生きているので麹の力は強いが雑菌に弱く、傷みやすいので保存期間は短め冷蔵3週間冷凍3か月保存可能

乾燥麹】… 生麹の水分を飛ばして乾燥させたもの。雑菌に強く長期保存できる保存期間は3~5か月

✔ 麹が水分を吸って混ぜにくくなることがありますが、【塩麴】は分量以上の水を足すと塩分濃度が低くなり腐敗の原因になりますから要注意。ただし、水分が吸収され上部が乾くようでしたらヒタヒタを目安に水を足します。【醬油麴】はヒタヒタになるまで足してもOK
✔ 発酵中の【塩麹】と【醤油麹】は直射日光を避け常温で保存します。発酵期間の10日~2週間は、室温が20℃以上での保管なので、20度以下で保管するときは熟成が遅れます。熟成の目安は米の形が崩れて柔らかくなり味に甘味が出て、ほんのりと甘い香りがしたときです。(香りは個人差がありますけどね)

フグ太郎
フグ太郎

醤油麹は米麹醤油ダブル発酵食品だから、旨味成分のグルタミン酸が10倍も多く含まれていているよ

【塩麹】と【醤油麹】を塩と醤油でアレンジ

photo by ゲンゲ太郎

米麹に塩や醤油を加えて作るシンプルな万能調味料。お好みの塩や醤油で味の違いを楽しんでみてはいかがでしょう。

米麹に水を加えて作る【塩麹】と違い、醤油と米麹だけで作る【醤油麹】は、保存期間は少し長めですが、冷蔵庫で保存し3か月を目安に食べ切りましょう。

【麹】について

【麹】は、米や麦、大豆などの穀物に【麴菌】などを繁殖させたもの麴菌にも種類があって、味噌用・醤油用・清酒用・焼酎用などの用途によって、はたらきの異なる菌(種麹)があるそうです。しかも、麹菌を使うのは日本だけ、日本の【国菌】に認定されているそうですよ。

調味料を手作りで!【かえし】の簡単レシピ

photo by ゲンゲ太郎

【かえし】は【煮かえし】の略で、そばつゆに使われる調味料です。【かえし】には加熱させて醤油のカドを取った【本かえし】と、加熱せずに時間をかけて醤油のカドを取った【生(なま)かえし】がありますが、これから作るのは【本かえし】。短時間で作れるのでおすすめです。手作りの【かえし】に【だし】を加えることで、家庭でもお蕎麦屋さんのおつゆや煮物に丼物など、【めんつゆ】として使えます。【かえし】を割るだしは、市販の顆粒出しでも美味しく作れますよ。

【かえし】の材料と作り方

photo by ゲンゲ太郎

【かえし】の材料(作りやすい分量)

◆ 醤油…400㏄

◆ 本みりん…200㏄

◆ 砂糖…100g

作り方

① 本みりんを煮切りる(沸騰させアルコールをとばす)。鍋にみりんを入れ中火にかけ、ふつふつと沸騰してきたら弱火にし2分くらい煮立たせる。※蒸発したアルコールに引火しても慌てずにガスの火を消しフタをする。

スイカ太郎
スイカ太郎

みりんや酒を煮切るのは、アルコールのにおいを飛ばして素材やだしの風味をよくするためだよ

フグ太郎
フグ太郎

煮切りみりんはお浸しや酢の物など、加熱しない料理に使うといいよ

photo by ゲンゲ太郎

② しょう油と砂糖を入れ弱火にかけて砂糖をとかし、沸騰直前に火を止める。粗熱が取れたら清潔な(煮沸した)容器に入れて冷ます。

photo by ゲンゲ太郎

密封しないようにキッチンペーパーを口にかぶせ、輪ゴムで止めて5日ほど放置します。(寝かす) こうすると空気に触れて味が深まります。

【かえし】の保存方法と保存期間

出来上がった【かえし】は、フタをして冷蔵庫で保存

1か月を目安に使い切る

【かえし】の使い方

photo by ゲンゲ太郎

手作りの【かえし】は、市販の麺つゆのようにいろいろな料理に使える万能調味料。写真は牛肉と野菜の甘辛炒め。

photo by ゲンゲ太郎

お弁当のおかずなので濃いめの味付けに。炒め野菜とよく合います。

手作り【かえし】とだしの割合

【つけそば】… かえし:だし=1:3
【かけそば】… かえし:だし=1:12
【だし醤油】… かえし:だし=1:1
【てんつゆ】… かえし:だし=1:4
【すき焼きの割り下】… かえし:だし=1:1
【焼き鳥、鰻のタレ】… かえし:だし=1:1

これらはあくまでも目安ですから、好みで調整してください。使うだしは市販の顆粒だしを汁物の割合で溶いたものでOK。好みの味を見つけてくださいね。

調味料を手作りで!【すし酢】の簡単レシピ

我が家のすし酢レシピは、市販のすし酢よりもしっかり味。酸味と甘みが効いています。

すし酢の材料(作りやすい分量)

◆ 砂糖(三温糖)…115g

◆ 塩…30g

◆ 米酢…300g

◆ 味の素…1g

〇 昆布(あれば)… 10g(清潔なふきんで軽くふき、容器に入る大きさに切って入れる)

作り方は簡単! ◆の材料をボールに入れ、ホッパーでよく混ぜて容器に入れ(あれば)昆布を加えるだけ。保存は常温で。半年を目安に使い切ります。

※最近ではボールやホッパーを使わずに、容器に調味料を順に加え、しっかりとフタをしてから容器を振って砂糖や塩が溶かしてます。

ご飯1合に【すし酢】45g2合なら90gを、炊きたてのご飯に入れてすし飯を作ります。

【すし酢】は、すし飯だけでなく酢の物やマリネなどにも活用できる便利な合わせ酢です。きゅうりとわかめの酢の物などアレンジできます。

調味料を手作りする簡単レシピまとめ

手作りの調味料は、自分で作るから安心で(きっと)美味しい!プラス、節約になるのも魅力です。保存容器の消毒や、保存期間を守って安全に手作り調味料を楽しんでいただければと思います。また、ドレッシングなどは長期保存(1か月以上)には向きません。冷蔵庫で保存し、2~3日を目安に食べ切っってくださいね。

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